死を考えたことがある人は、みんな考えると思う。
私も実際に
自死を覚悟したし、
安楽死についてもそれなりに調べた。日本は、死について考えること、議論されることが置き去りになっていると思う。
少子化、高齢化が進み、決して無視できない問題なのに。
実際に
老老介護が問題でどうにもならなくなって無理心中なども起きている。
安楽死の制度があれば、そんな悲しい出来事も起きず、二人とも静かに逝くことができたはずだ。
日本では生き延びる(生きさせられる)ことが良しとされている。
でも私たちには自分の生を終わりにする権利があっていいはずだ。
死がその人にとって、救いとなることがなぜ理解されないんだろう。
それを手助けする人が、なぜ殺人の罪に問われなきゃ行けないんだろう。
なぜ自殺は美化され本人の意思ということで片付けられ、
安楽死のお手伝いは犯罪になるんだろう。
安楽死を願う気持ちだって、自殺と同じ本人の意思だ。
辛いから、もう終わりにしたいからと願う気持ちを、法律は汲み取る柔らかさを持って欲しい。死にたいという本人の気持ちを否定してはいけないと思う。
人が生き、終末を選ぶ正当な権利だ。
