波の音、風の音

生活保護中の私の記録

盗用

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1月28日、木曜日。


何年か前に知り合った人がいた。女性。

何かのセミナーで一緒になり、連絡先を交換した。

お付き合いは2年満たないくらいだった。

その頃ガラケーからスマホに、皆んな変え始めた時期だった。


私が使い方わかんなくて、と言ったら、

彼女が、私の電話番号やメールアドレス等を勝手に他の人に教えてしまった。

そのひとは使い方教えますよ的な仕事をしてる人だったらしい。


私は、断りもなく、個人情報を出されたことに対して彼女に抗議した。

分からないとは言っても使えてたし、人に頼るほど困ってなかった。

言わば会話の中のほんのひとコマだった。

彼女は、もう連絡取っちゃったから私の顔を立てて、と言い張った。

でも、申し訳ないけど、彼女の勇み足だった。

それで、その女性との縁は切れた。


何年か過ぎて、その女性のブログに出くわした。全くの偶然。

目を見張った。

私が以前作っていたホームページのサブタイトルを自分のブログにサブタイトルとして使っていた。


悲しくなった。

残念になった。

私がもう見ないと思って使ったのだろう。

でも、いくら真似をしても、彼女は先に進めないだろう。

自分の心から出た言葉ではないから。


私は静かにそのページを閉じて、忘れることにした。