自己破産申請に行く
3月30日、月曜日。
朝方、また目が覚めて寒くて湯たんぽを入れ直して眠る。薬を飲んでるのに、眠れない。
知らないところに行くから緊張してたのかもしれない。
8時頃起きて朝ごはんを食べて、支度をする。
法テラスから紹介された池袋の法律事務所に行く。池袋なんて久しぶり。しかも丸ノ内線で行ったからキョロキョロしながら地上に出た。
大好きなGoogleマップのおかげで迷わず行けた。早く着きすぎてしまった。
あらかじめ法テラスで言われていた資料を渡して、弁護士さんといろいろ話して、自己破産だね、ということになった。
自分の中で何を1番にしたらいいのか分からなくて、混乱する。
自己破産申請の後も、口座にお金を入れといちゃダメだとか、電話代も一緒に落ちなくなるのか?とか、どんどん後になって浮かんでくる。
また先生に電話して、電話会社のサポートにも電話して、後手後手。
でも、何も出来ないということは、みんなが助けてくれる、っていうことなんだな、とも思った。聞けば優しく教えてもらえる。
友達と久しぶりに電話で(LINEのね)、今の状況を全部話して、ひとつずつ、なんとか片付いていってるって認識できた。
今日は父の告別式。私はその時間自己破産申請。精神的なことも考えて、仕方ないことかもしれない。
家に帰って、通帳を見る。
父の名前の振込がある。
ただの印字されたカタカナ名。
会わないようにすること。避けること。考えないようにすること。それは自分で選択できる自由。そうしてきた。
もういない。っていうのは、何かが違う。