波の音、風の音

生活保護中の私の記録

予約ができない

3月11日、水曜。

役所に電話する前からずっとわずかな睡眠時間だったせいか、すごく眠った。

役所に行って話をすることで気持ちの負担が減ったのかもしれない。

話すこと自体は苦しかったし、役所の人に対する恐怖感もあったし、乗り越えなきゃいけないことだらけだったけど、お話することができて良かった。

 

調べてもらったクリニックに連絡して、予約を取らないといけない。予約を取ったらCさんに連絡することになっていたから。

電話番号を見つめたまま、時間が過ぎる。時間が過ぎる。見つめたままで2時間も経ってしまった。

役所に電話してCさんをお願いして、どうしても今日じゃなきゃだめですか?と聞いた。

Cさんは、大丈夫ですよ、今日じゃなくても、と言ってくれた。昨日も一昨日も大変だったのを配慮してくれた。

「でもこれから先、申請が通ったとして、いろいろ引っ越しだったり環境が変わったり、やることが出てきてバタバタしてしまうだろうから、できるだけその前にお医者さんに行って少しでも楽な状態になっていたほうがいいかもしれませんね」とのお言葉もあった。

確かにそうだ。今のままだと、ストレスが増えるだけになる。

だけど、メンタルクリニックといえども、知らない人たちにまた一からいろんなことを説明することがつらかった。2日連続でそれをやったばかりだったから、ほんとうにほんとうに消耗していた。

今日はゆっくり休んでください、予約入れたら、また連絡してください、とのことで、その日はそのまま横になった。

朝は節約で食べないので、お昼を食べ、少しずつ動いてちょっと休み、を繰り返して一日を過ごした。

 『予約をすることが任務』みたいに感じてしまっていたから、今日だけは解放されるんだと思って、気持ちが楽になった。

BさんもCさんも、決して命令なんてしてないし、課題を与えたわけではないんだけど、たぶん私の精神状態だと言われたことやらなきゃ、と思ってしまう。元々根が真面目なのかもしれない。