波の音、風の音

生活保護中の私の記録

相談前2

ツイッターとかで死にたいとか死ぬ方法とか見てると、一定数、「だったらさっさと死ねよ」という声が出てくる。

「こういうやつに限って死にもしないくせに」

 

そうかもしれないね。

でもね、死にたいと声を上げる人は、死にたいと思うだけのものを抱えているんだよ。

傷の深さやつらさって、だれかと比べたりできないものなの。

うちの兄と、兄の親友がいい言い合いをしたことがある。

「俺は親が子どもの頃早く死んで苦しかった、つらかった。お前はお母さん居るじゃなねぇか」

「両親そろってるから幸せなわけじゃない。いつも離婚してほしかった。体や心を平気で踏みにじられる気持ちがわかるか?」

今でも仲は良い二人だけど、それ以来この話はお互いしなくなったそう。

そこで育ってないと分からないことがあるし、『何が正しいか』『どっちが苦しいか』なんて比べることじゃないから。二人はお互いに、思いやって、自分が一番苦しいと思うことを止めたんだと思う。

 

さっさと死ねよという、他人の痛みにまったく無関心な言葉をみて、ツイッターに渦巻く黒いエネルギーを感じた。