波の音、風の音

生活保護中の私の記録

青い道

さっき、少しだけ散歩に出た。

雨が降っている。スマホを忘れたことに気づいて、取りに変える。

再び外に出ると雲間から青空が見えた。

足元の水溜まりにも、青い色が映っている。

今日は特に、何も買うものはない。

自然と青い色に向かって歩いていた。


東京は、自然が少ない。だから、青空とか揺れる木々や木漏れ日が貴重で、そういう所に無意識に足が向く。

水の音を聞いて、葉が掠れ合う音を聞いて、目を閉じて風を感じる。

家に帰って、横になって、静かにそれを反芻する。


鳥の鳴き声がする。

雨が上がったみたいだ。