明日
12月21日、月曜日。
買い物した帰り、信号待ちがあった。
横断歩道の向こうに学童2人。
信号が変わり、青になる。
1人の学童は信号を渡る。もう1人は右折して行って離れていく。
また明日ねー
じゃあねー
元気な別れの挨拶。駆けていく足音。
あんなふうに、あんな元気に『明日』を目指して駆けていったのはいつだったろう。
明日を信じて、明日が楽しみで。
今はそれほど明るくも、くったくなくもない。
あの子たちだって大人になれば、ダルく『お疲れ〜』って言うようになるんだろう。
なんだか今日は、あの素直な、真っ直ぐな
『また明日ねー』に心が救われた気がした。
もう少し、明日に手を伸ばして良い気がした。
どこかで見失ってた欠片を見つけたような感じ。
だから、言ってみる。
今までとは違う心持ちで。
また、明日、ね。